東京

東京駅2階の美しい赤レンガの喫茶店「TORAYA TOKYO」

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東京駅の南ドームにある「TORAYA TOKYO」

アクセスは南ドームのエレベーターで2Fへ

東京駅丸の内南口改札を出てすぐの南ドームにある「THE TOKYO STATION HOTEL BANQUETS & RESTAURANTS」のエントランスを入り、エレベーターで2Fに上がると美しい回廊に辿りつきます。

THE TOKYO STATION HOTEL BANQUETS & RESTAURANTSのエントランス
THE TOKYO STATION HOTEL BANQUETS & RESTAURANTSのエレベーター

2階の回廊からは南改札と行き交う人々が見える

この回廊は東京駅の2階になっていて、南ドームにつながっています。回廊からは、このように南改札や行き交う人々を見下ろすことができます。

東京駅丸の内南口改札の風景

美しい回廊の先にある「TORAYA TOKYO」

東京駅丸の内駅舎2Fの回廊

この美しい回廊の先に「TORAYA TOKYO」があります。

「TORAYA TOKYO」について

16世紀に京都で誕生した和菓子屋「とらや」

「とらや」は16世紀(日本の室町時代)に京都で創業した和菓子屋さんです。その当時から「とらや」は天皇へお納めするお菓子を承っていた、と記録が残っているそうです。今で言う「皇室御用達・宮内庁御用達」といったところですね。

その後、1869年に京都から東京へ都を移す際、京都店はそのままに東京店が新設されました。1980年にはフランスのパリにも出店。和菓子を通じた日本文化の紹介と、相互交流を目指しているそうです。

「とらや」の各ブランドの菓子を集めたコンセプトショップ

この東京駅2階の「TORAYA TOKYO」は、「とらや」「とらや パリ店」「トラヤあんスタンド」「とらや工房」の各ブランドの菓子を集めた、虎屋初のコンセプトショップです。この店限定のメニューを喫茶でいただいたり、商品をテイクアウトすることができます。(喫茶と販売用の店舗の入り口は別になっているためご注意ください)

東京駅丸の内駅舎2F とらや東京

赤レンガの壁が東京駅舎のデザインを彷彿とさせる

東京駅丸の内駅舎2F とらや東京の内観

喫茶の店内は、東京駅舎のデザインを彷彿とさせる赤レンガを生かした、趣のある雰囲気となっています。窓からは「KITTE丸の内」を眺めることもできますよ。

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「TORAYA TOKYO」のおすすめメニュー

季節によって変わるお食事メニュー

とらやTOKYOの吹き寄せご飯

「TORAYA TOKYO」の喫茶では、上生菓子や羊羹、甘味、軽食を飲み物と共に楽しむことができます。お食事は、季節によって内容が変わる吹き寄せご飯や、カツサンドがあります。

今回(2024年3月)わたしが訪問した際にいただいたのは、春の吹き寄せご飯。やわらかい青菜を使った菜飯の上に、かぶ・たけのこ・じゃがいもなどの季節野菜、新ごぼうの素揚げや木の芽などが盛り付けされた春らしい一品でした。写真右奥の白味噌ソースや、左手前のゆずと七味を合わせた薬味で味の変化を楽しみながらいただきました。

一緒に提供された右手前のスープはグリーンピースのすり流し。すり流しとは、野菜などをすりおろして出汁でのばしたスープのことを言います。お出汁の優しい味わいと豆のやさしい甘さが感じられて、とてもおいしかったです。

一年中楽しめる甘味メニュー

東京駅丸の内駅舎2F とらや東京のあんみつとアールグレイ饅頭

その他にも葛切りやお汁粉などの甘味メニューがありますが、わたしのおすすめメニューは「あんみつ」。北海道産のあずきを使用したこしあんと、琥珀羹や季節のトッピングなどに黒蜜をかけていただきました(この時の季節のトッピングは梅でした)。

写真左に写っているのは、アールグレイを使用した生地でこしあんを包んだアールグレイ饅頭。口に入れるとふわっとアールグレイの香りが広がる、とらやパリ店で開発されたオリジナルのお饅頭だそうです。洋と和の融合を感じる一品でした。

テイクアウトにおすすめの商品

東京駅舎のイラストが描かれた限定パッケージ

TORAYA TOKYOの羊羹「夜の梅」

とらやと言えば、やっぱり羊羹「夜の梅」が有名ですよね。このお店では、パリ在住の画家 P.ワイズベッカー氏が描いた東京駅舎のイラストのパッケージの羊羹が限定販売されています。おしゃれなイラストはお土産にも喜ばれそうですね。

TORAYA TOKYOの羊羹「夜の梅」
TORAYA TOKYOの羊羹「夜の梅」

羊羹を初めて食べられる外国の方向けに、側面には英語での説明も書かれています。

Toraya “Yoru no Ume”Yokan is a traditional Japanese confectionery.
Ingredients: sugar, azuki beans, agar-agar

TORAYA TOKYOの案内の英訳

Yokan is a bar of gelled sweet bean paste made chiefly of azuki beans, sugar, and agar. With a long history, it is one of the most traditional of Japanese confections.

「TORAYA TOKYO」ではオレンジ色の手提げ袋が使われています。「TORAYA TOKYO」のロゴ入りで「TORAYA TOKYO」限定の手提げ袋になっています。

TORAYA TOKYOのショッピングバッグ

トーストやパンにも合う「こしあんペースト」

そして、もう1つわたしのおすすめは「こしあんペースト」です。トーストやパンにたっぷりと塗って食べても良いですし、ヨーグルトやアイスクリームなどと合わせても美味しいです!

TORAYA TOKYOのあんペースト
TORAYA TOKYOのあんペーストの楽しみ方
TORAYA TOKYOのあんペーストの楽しみ方
How to Enjoy AN PASTE
How to Enjoy AN PASTE Together with...

店頭には「あんペーストの楽しみ方」のチラシが置いてありました。トースト、ヨーグルト、コーヒー、お汁粉、サンドイッチなど色々と試したくなりますね。そして、もう1つ販売されている「黒砂糖とメープルシロップのあんペースト」も気になります。

TORAYA TOKYOの羊羹とあんペースト

とらやの商品が詰め合わされたセット商品や、単品でもさまざまな商品が販売されているので、ぜひ喫茶だけではなく店頭の販売コーナーも一緒に訪ねてくださいね。

「TORAYA TOKYO」が入っている東京駅丸の内駅舎についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!

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「TORAYA TOKYO」へのアクセス

TORAYA TOKYO

東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2階

  • JR「東京駅」丸の内南口直結
  • JR「東京駅」新幹線中央乗換口より徒歩約1分
  • 東京メトロ丸の内線「東京駅」より徒歩約3分
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Ruby
Ruby
Web Designer / Photographer
東京在住、WEBデザイナー&フォトグラファーのRubyです。日本各地に出かけて心に留まったものを写真に収めています。 日本の美しさ、日本の素晴らしさをもっと世界に広めたい、そんな想いでブログを始めました。旅行の時にぜひ立ち寄ってほしい観光スポットや建築、カフェ、ホテルなどをご紹介します。
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