東京 台東区蔵前の唯一無二のショコラトリー「ダンデライオン・チョコレート」
蔵前にあるチョコレートファクトリー&カフェ
ダンデライオン・チョコレートは、サンフランシスコの小さなガレージから始まったBean to Barチョコレートのファクトリー&カフェです。「Bean to Bar」とは、カカオ豆からチョコレートバーをつくるまでのすべての工程を一貫して行うこと。ダンデライオン・チョコレートも、カカオ豆の買い付けから製造まですべての工程を一貫して行っています。
2010年にアメリカで創業したダンデライオン・チョコレートが、初の海外出店先として選んだのは日本の蔵前でした。蔵前は、古くから日本の伝統やものづくりの文化が息づいている土地だからだそうです。
営業時間になると、店舗の外に立て看板が出されます。この看板を目印にお店を訪ねてくださいね。
レジ横のスペースに可愛いサンプル
お店の一階はチョコレートファクトリーとスタンド、2階はカフェとワークショップスペースを併設したスペースになっています。
レジ横のスペースにサンプルが展示されているので、それを見ながら注文を考えるのも楽しい時間です。精巧に作られたサンプルはどれも本物そっくりで美味しそうです。
こちらは一日限定30食で用意されている「蔵前シェフズテイスティング」。5種のスイーツを順に食べていくことで、素材とチョコレートのマリアージュを楽しむことができます。
こちらは「ブラウニーバイトフライト」。産地の異なるシングルオリジン・チョコレートを使った3種のブラウニーのセットです。それぞれのフレーバーを食べ比べながら楽しむことができます。
シングルオリジンとは、単一の原産国・地域(または農園)から得られた原料のみを使用して製造された製品のこと。チョコレートの場合は、一つの国や地域、時には特定の農園で栽培されたカカオ豆だけを原料とするので、産地特有のカカオ豆の味わいや香りなどの個性をダイレクトに楽しむことができます。
これは、ワインやコーヒーの世界で見られるテロワールの概念に近いものがあり、チョコレート愛好家の間でシングルオリジン・チョコレートは注目を集めています。
商品棚にはチョコレートバーや焼き菓子など
一階の商品棚には、このお店で購入できる商品が販売されています。シングルオリジンのチョコレートバーや焼き菓子、ホットチョコレートミックスや蔵前の文房具店「カキモリ」とコラボレーションした文房具まで、さまざまな商品が取り扱われています。贈答用セットもありますので、特別な方へのプレゼントに選んでも喜ばれそうですね。
世界各国から買い付けられたカカオ豆
ファクトリーに併設されたスペースには、世界中から買い付けられたシングルオリジンのカカオ豆が保管されています。ダンデライオン・チョコレートでは、シングルオリジンのカカオ豆の選定&買い付けから始まり、焙煎・摩砕・テンパリング・成形などのプロセスを経て、美しく美味しいチョコレートへと仕上げられます。
カカオ豆は主に北緯20度~南緯20度の範囲で栽培されており、このエリアは「カカオベルト」と呼ばれています。買い付け元となったカカオ豆の生産国は店内の世界地図に示されているので、自分が食べたチョコレートの産出国を世界地図で確認して見るのも良いですね。
注文したフードやドリンクは、1階のスタンドや2階のカフェでいただくことができます(注文する前に、座席を確保してくださいね)。
1Fのスタンドでは気軽にイートインを楽しんで
こちらは1階のスタンド。レジで注文した商品を、すぐその場で楽しむことができます。
2階のカフェスペースで窓から公園を眺めつつ
こちらは2階のカフェスペース。木製のテーブルやチェアが配置され、隣にある公園の木々からは季節のうつろいを感じることができます。ゆっくりと時間を過ごしたい方は2階がおすすめです。
ダンデライオン・チョコレートのおすすめメニュー
ここからはわたしが実際に注文したメニューをご紹介します。
まずはカフェラテとカプチーノ、そしてブラウニーです。チョコレートが美味しいのはもちろんですが、コーヒーもとても美味しいのでおすすめ。(コーヒー豆はオーストラリア発のロースタリー「Single O」から仕入れているそうです。日本国内の店舗は浜町や両国にあります)
こちらのタルトは期間限定で提供されていたチョコレートタルト。アクセントに添えられた柑橘のピールとなめらかなチョコレートソースが爽やかな逸品でした。
そして、安定的な美味しさのチョコレートチップクッキー。チョコレートがごろっと入っているアメリカンテイストのクッキーは、期待を裏切らない美味しさです。
暑い季節にさっぱりとした飲み物が飲みたい時におすすめなのは、フローズンチョコレート。ドリンクの上にはカカオニブで香りづけした生クリームがたっぷり乗せられ、爽やかな口当たりに仕上げられたフローズンドリンクです。
もう1つ、冷たいドリンクのおすすめメニューはアフォガード。カカオニブで香り付けした「ニブアイス」と十二穀米グラノーラにエスプレッソをかけていただきます(エスプレッソはヨーロピアンホットチョコレートに変更も可能)。アイスとグラノーラとエスプレッソが口の中で混ざり合い、豊かな味わいを楽しむことができます。
「蔵前シェフズテイスティング」や「ブラウニーバイトフライト」はまだ食べたことがないので、また次回、伺ったときに注文してみようと思います。1人でも気軽に立ち寄れるお店ですが、友人や家族と一緒にシェアしても楽しそうですね。
メニューはそのときどきに使っているカカオ豆によって変わるため、来るタイミングによって変化するのも楽しみの一つです。その時に提供されているメニューはWEBサイトに掲載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ダンデライオン・チョコレートのショップカードは、銀箔押しで高級感がある仕様でとっても素敵でした。チョコレートの美味しさと奥深さを楽しめる唯一無二のファクトリー。気になった方はぜひ、足を伸ばして行ってみてくださいね。
「ダンデライオン・チョコレート」へのアクセス
ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
東京都台東区蔵前4-14-6
- 都営浅草線「蔵前駅」下車徒歩3分
- 都営大江戸線「蔵前駅」下車徒歩7分