東京

浅草の観光情報や展望を楽しめる無料スポット「浅草文化観光センター」

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浅草の雷門すぐ近くの観光センター

観光案内やモバイルWifiレンタルなどのサービスを提供

浅草文化観光センターは、雷門のななめ向かい側にあります。日本語、英語、中国語、韓国語での観光案内や、外貨両替所、モバイルWi-Fiルーターレンタル、モバイルバッテリーレンタルなどの各種サービスが提供されています。

「探せる・見せる・支える」をコンセプトに、さまざまな観光情報やサービスを提供している浅草文化観光センター。旅行の前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

浅草文化観光センターの入り口

浅草文化観光センターの概要

  • 受賞歴:2012年 グッドデザイン賞
  • 建設:2012年
  • 設計:隈研吾建築都市設計事務所
  • 地下1階~8階
浅草文化観光センターの外観

日本の木造住宅が7つ積み重なったような外観

建物を横から見ると、伝統的な日本家屋である平家の木造住宅が7つ積み重なっているに見えます。この建物を設計した建築家の隈研吾さんは「江戸の街にあった、昔ながらの木造住宅」をイメージして、このデザインを考案されたそうです。浅草が伝統的に培ってきた「屋根の下の賑わい」がいくつも積み重なっているようですね。

浅草文化観光センターの外観

各階の屋根と上の階の床の空間(三角形の隙間)には空調機が入れられたり、傾斜を生かした観客席が設けられ小さな寄席が作られたりと、すべての空間が有効活用されています。浅草の中心のビルの中(空中の空間)に寄席を作る、というアイディアも斬新で面白いです。

「ビルはフラットな床でできている」という固定概念を覆した

斜めの空間が設けられたことによって各階は天井高が大きくなり、広々とした空間になりました。「ビルはフラットな床でできている」という今までの固定概念を覆した画期的なデザインとも言えます。

浅草文化観光センターの内観

「木でできた家」というコンセプトに合うように、外装には日本の杉材を不燃加工して作られたルーバーが取り付けられています。屋根と木製ルーバーで日光を遮り、館内空調の負荷を大幅に減らす役割も果たしています。

自然エネルギーを活用した館内

屋上には太陽光発電パネルが設置され、館内は自然エネルギーが活用されています。照明は大部分がLED照明となっていて省エネルギーへの取り組みも行われています。

浅草文化観光センターの外観
浅草文化観光センターの内観

2012年にグッドデザイン賞を受賞

こうした美しいデザインと機能面が評価され、浅草文化観光センターは2012年にグッドデザイン賞を受賞しました。2階の壁面には「2012グッドデザイン賞受賞」の盾が飾られています。

浅草文化観光センターを仲見世通りの脇道から見たところ

江戸の文化が色濃く残る浅草に馴染んだ近代的なビル

東京の中でも特に江戸の文化が色濃く残る浅草、という特別なエリアに地上8階建ての近代的なビル。とても対比的ですが、同時に歴史的な街並みにもよく溶け込んでいるように見えます。仲見世通りの脇から朝の風景を写真に収めてみましたが、本当に屋根が一続きになっているように見せませんか?

ここからは各階のご紹介をしていきたいと思います。

地下1階は化粧室

地下1階には清潔な化粧室があります。女性用の各ブースにはフィッティングボードが設置されています。

バリアフリーのトイレは1階に、授乳室やおむつ替えベッドは2階に用意があります。

浅草文化観光センターの地下1階トイレ

1階は案内ロビー

日本語、英語、中国語、韓国語での観光案内

1階は案内ロビーです。日本語、英語、中国語、韓国語での観光案内や、観劇、美術館などのチケット販売、モバイルWi-Fiルーターレンタルやモバイルバッテリーレンタルを行っています。

浅草文化観光センターの内観 1階案内ロビー

モバイルWi-Fiルーターのレンタルや外貨両替所も

外貨両替所も1階にあります。

浅草文化観光センターの1階 外貨両替所

2階は観光情報コーナー

日本各地の観光パンフレットを提供

東京都台東区のガイドブックだけでなく、東京エリア、日本各地のその他エリアの案内も用意されています。

浅草文化観光センターの中にある観光ガイドブック

雷門と交差点を行き交う人々が見える2階カウンター

浅草文化観光センターの2階カウンター

2階のカウンターからは雷門と交差点を行き交う人々が見えます。カウンターにはコンセントがあるので、ここでスマートフォンを充電しながら観光情報をチェックしたり計画を練ったりすることもできます。公衆無線LANも完備されています。

浅草文化観光センターのガラス窓から見える雷門

建物全体が木で囲まれた吹き抜け空間

1階から2階は吹き抜けになっています。天井には木製のルーバーが取り付けられ、ガラスの壁からは外装のルーバーが見え、建物全体が木で囲まれているように感じられます。「昔ながらの木造住宅」というコンセプトがここにも生かされています。

浅草文化観光センターの内観 吹き抜けロビー
浅草文化観光センターの内観
浅草文化観光センターの2階 観光情報コーナー

「浅草文化観光センター」についての案内も

こちらのコーナーには情報検索用の端末や観光情報雑誌もあります。

浅草文化観光センターのパンフレット

「浅草文化観光センター」についての案内も日本語、英語、中国語、韓国語で用意されているので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

3階から7階は会議室やレンタルスペースなど

3階は旅行団体を支援するためのレンタルスペース、4階と5階は会議室やボランティアのための事務室、6階は映像作品の上映や寄席としても使える多目的スペース、7階は企画ごとに入れ替わる展示スペースとなっています。

観光で立ち寄るのは地下1階から2階がメインのため、2階からはエレベーターで8階まで向かいます。

8階は仲見世通り全体を眺める展望スペース

入場料無料の展望テラス

最上階である8階はオープンテラスになっていて、仲見世通り全体を眺めることができます。隣のカフェでコーヒーや飲み物を買って、ここで浅草の風景を眺めながら素敵な時間を過ごすこともできます。入場料は無料です。

浅草文化観光センターから見た仲見世通り

天気が良い日は東京スカイツリーやアサヒビールの本社が綺麗に見えます。ちなみに、アサヒビールの本社ビルは「ビールが注がれたジョッキ」をイメージしてデザインされたそうです。金色の部分がビール、白いボコボコはビールの泡。建物全体が巨大なビールジョッキのようですね。

浅草文化観光センターから見たスカイツリーとアサヒビール本社

日没後はライトアップした仲見世通りも見渡せる

展望テラスは9:00〜22:00まで無料開放されています。日没後はライトアップされた仲見世通りを見ることができて、幻想的です。

浅草文化観光センターから見た夜の仲見世通り
浅草文化観光センターから見た夜の仲見世通り

いかがでしたか?浅草で観光情報を手に入れたいのであれば、ぜひ立ち寄っていただきたい浅草文化観光センター。この建物を設計した隈研吾建築都市設計事務所の公式サイトからは、建築についての詳しい情報を見ることができます。興味がある方はチェックしてみてくださいね。

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「浅草文化観光センター」へのアクセス

浅草文化観光センター

東京都台東区雷門2丁目18番9号

  • 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン):浅草駅から徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線:浅草駅(出口2)から徒歩1分
  • 都営浅草線:浅草駅(A4出口)から徒歩2分
  • つくばエクスプレス:浅草駅(A1出口)から徒歩10分
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Ruby
Ruby
Web Designer / Photographer
東京在住、WEBデザイナー&フォトグラファーのRubyです。日本各地に出かけて心に留まったものを写真に収めています。 日本の美しさ、日本の素晴らしさをもっと世界に広めたい、そんな想いでブログを始めました。旅行の時にぜひ立ち寄ってほしい観光スポットや建築、カフェ、ホテルなどをご紹介します。
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