東京

雷門だけじゃない「浅草寺」の見どころをチェック!

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1400年近い歴史をもつ文化遺産「浅草寺」

東京の浅草に位置する浅草寺(せんそうじ)は、1400年近い歴史をもつ文化遺産です。入口には浅草の象徴である雷門(かみなりもん)、その奥には仁王門、そして本堂へと続きます。また、国の重要文化財に指定されている「浅草寺伝法院」や「二天門」など、歴史的価値がある建築物も数多く存在しています。

浅草寺は1400年という時を経て、日本はもとより世界各国から年間延べ3000万人が訪れる日本有数の人気スポットとなっています。

雷門は人気の撮影スポット

浅草寺は何といっても雷門が有名です。この浅草の象徴とも言うべき巨大な提灯のサイズは高さ3.9m、幅3.3m、重さは約700kg!雷門に来たからにはぜひ一緒に記念写真を撮ってほしい、絶好の撮影スポットです。

雷門(風雷神門)
雷門(風雷神門)

雷門の左右には雷神像と風神像

雷門の正式名は風雷神門といい、提灯の裏側には正式名が書かれています。名前の由来は門の左右に置かれている雷神像と風神像。左は雷神、右は風神が門を通る人々を見守っています。

雷門(風雷神門)の雷神
雷門(風雷神門)の風神

1960年に再建された提灯

雷門は一度、1865年の火災によって焼失してしまったのですが、1960年に松下電器産業(現パナソニック)の社長、松下幸之助氏の寄進によって再建されました。そのため、提灯の下部には「松下電器」の文字が刻印されています。

雷門(風雷神門)の提灯

大提灯の底に施された美しい龍の彫刻も一見の価値があります。ぜひ、通りすぎる際には見上げて確認してみてくださいね。

雷門(風雷神門)の提灯

行き交う人で賑わう仲見世通り

「歩きながら食べない」のが基本的マナー

雷門をくぐり、本堂へと向かう参道である「仲見世通り」を歩くと、日本文化を感じる土産屋や和菓子屋など90店舗近くの店が軒を連ねます。ここでお土産を探したり、浅草名物を買ったりと楽しい時間を過ごせます。

仲見世通り

ただし、仲見世通りでは「歩きながら食べない」のが基本的なマナーです。食べ物を買った場合には、お店の周りで美味しくいただきましょう!

朱塗りの門が美しい「宝蔵門」

宝蔵門(仁王門)

仲見世通りをまっすぐ歩くと、前方には堂々たる朱塗りの門が現れます。こちらは宝蔵門(またの名を仁王門)と言い、左右には仁王像が設置されています。

宝蔵門(仁王門)

口を開けた「阿形」と口を閉じた「吽形」の仁王像

宝蔵門(仁王門)の仁王像 阿形

仁王像は口を開けた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」があります。「阿」はサンスクリット語(古代インドの言語)の最初の音を、「吽」は最後の音を表していて「阿・吽」の一対で万物の始まりと終わりを表していると言われています。

宝蔵門(仁王門)の仁王像 吽形

仁王の力を表した大きなわらじ

門の裏側には大きなわらじが飾られていますが、これは仁王の力を表しているとのこと。「こんなに大きなわらじを履く者がこの寺を守っているのか!」と魔物が退散していくという古くからの言い伝えがあるそうです。

このわらじの大きさは片方あたり長さ4.5m、幅1.5m、重さは500kgという巨大なわらじです。約10年に一度、山形県村山市で新しいわらじが作られて、浅草寺に奉献されるそうです。

宝蔵門(仁王門)

提灯の下にも美しい龍が彫刻されている

宝蔵門(仁王門)の提灯

こちらの提灯の下にも美しい龍が彫刻されています。

金龍山 浅草寺 本堂

東京大空襲の後、1958年に再建された本堂

金龍山 浅草寺(浅草観音)

宝蔵門をくぐると正面に見えるのが本堂です。浅草寺の本堂は聖観世音菩薩が据えられているため、観音堂とも呼ばれています。国宝に指定されていた旧本堂は、1945年の第二次世界大戦中に東京大空襲により焼失してしまいました。その後、全国の人々からの寄付によって1958年に本堂が再建されました。

金龍山 浅草寺(浅草観音)

夜の浅草寺もおすすめ

建物が幻想的にライトアップされる

夜はそれぞれの門や建物が幻想的にライトアップされ、闇の中に鮮やかな朱色のコントラストが美しく浮かび上がります。昼間と比べると人通りが少なくなるので、ゆっくり散策したい方には夜の浅草もおすすめです。

夜の浅草寺
夜の浅草寺
夜の浅草寺
夜の浅草寺

五重塔と宝蔵門が見える場所がおすすめ!

夜の浅草寺

五重塔と宝蔵門が見えるこの場所。夜は特に美しく、ここはわたしが大好きなスポットです。赤く照らし出された五重塔、静かに佇む宝蔵門、このような浅草寺の美しさをゆっくりと満喫することができます。

夜の浅草寺

浅草文化センターから仲見世通りを見渡せる

雷門の近くにある「浅草文化センター」からは仲見世通りを中心に浅草寺を見渡すことができます。雷門に立ち寄った際には一緒に訪れるのもおすすめです!

浅草文化センターからの眺め

いかがでしたか?日本の歴史と文化を感じることができる浅草寺は魅力がたっぷり。建物の美しさはもちろん、お土産屋さんや飲食店も充実しているので、ゆっくり浅草見学をしたい方は時間に余裕をもって来られることをおすすめします。

最後にご紹介した浅草文化センターについては、別の記事で詳しくご紹介していますので合わせてチェックしてくださいね。

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浅草の観光情報や展望を楽しめる無料スポット「浅草文化観光センター」
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アクセス

浅草寺

東京都台東区浅草2-3-1

  • 東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
  • つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
  • 都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分
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Ruby
Ruby
Web Designer / Photographer
東京在住、WEBデザイナー&フォトグラファーのRubyです。日本各地に出かけて心に留まったものを写真に収めています。 日本の美しさ、日本の素晴らしさをもっと世界に広めたい、そんな想いでブログを始めました。旅行の時にぜひ立ち寄ってほしい観光スポットや建築、カフェ、ホテルなどをご紹介します。
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